古くなった記事のメンテナンスについて呟いたところ、
おお!メンテを外注している方の話はあまり聞いたことがないので興味津々です✨
— クロネ@趣味ブロガー (@kuroneblog) August 25, 2019
と、圧倒的多数(1人)のかたから「興味がある」とのアツい思いを受けました。
このため、圧倒的多数(1人)のかたのご期待にお応えして、外注を利用した記事メンテナンス方法をご紹介します。
なお、タイトルで『外注で楽々リライト』と書いていますが、仕組み化の部分はわりと手間かかります。のちのち楽するために、最初にちょっとがんばらんといかんです。
最初は少し大変ですが、あとで楽になるので、「タイトル詐欺!」と言わずによんでもらえると嬉しいですm(_ _)m
いま、外注を活用して古い記事をリライトする仕組みを作っておけば後で楽になります
サイトを運営していると、だいたい100記事を超えたあたりから、
という事が起きてきます。
まぁ、最初から情報が古くならない記事を書ければ良いんですが、情報が古くならない記事=時代が変わっても同じ結論になる記事だけを書いていくのは、なかなか難しいです。
たとえばみんな大好きな『○○ おすすめ』の記事って、ほぼ全てメンテが必要になる記事です。
『ゴディバ チョコ おすすめ』『エアコン おすすめ』などなど…最新のものが出てきたらリライトする必要があります。
ただ、リライトをするには、
ということを調べるのに、わりと時間がかかります。
サイトの規模が大きくなればなるほどリライトの時間は増えていきます。
体感では、リライトが必要な記事が100記事もあると、リライトに時間を取られすぎて、新規記事を追加できないレベルになってきます。
サイト運営していて『新規記事を追加する時間もなくなる』というのはわりと致命的です。現状維持しかできない事業は破滅の一歩手前です。
なのでできるだけ時間と手間をかけずにリライトできるようにしなければなりません。
では、どうするのか……方法は色々あると思いますが、わたしは『外注』を使ってリライト作業を省力化しています。
というかたはお早めにこのリライト作業の外注化にお取り組みを。
早めに仕組みをつくっておいた方がのちのち楽になりますので。
外注を使って古いブログ記事を定期的にリライトする方法
古い記事を外注でリライト(メンテナンス)する流れとしては
- リライトが必要な記事の洗い出し&チェック内容決め
- リライトの必要性チェック&下調べ
- 記事内容最新化
です。
手順1:リライト対象記事の洗い出し&チェック内容決定
リライトを依頼するための事前準備です。
という方針決め&仕組み作りの部分なので、ここだけは自分でやります。
では、具体的に何をやるのかと言うと、既存の記事内容をチェックして、
- リライトが必要になる場所の選定&目印の仕込み
- ターゲットキーワード
- メンテ周期
を決めて、以下のようにエクセルなりGoogle ドキュメントにまとめます。
リライトが必要になる場所=1年後には古い情報になっている場所の選定&目印の仕込み
記事の中で『リライトが必要になる場所』というのは、記事の中で、将来的に古い情報になっている場所です。
たとえば『ゴディバ チョコ おすすめ』という記事で、
- チョコを選ぶ基準
- おすすめのチョコ
と書いていたら、『おすすめのチョコ』の部分です。チョコに詳しくないのですが、たぶん1年もたてばラインナップが変わって、内容を変えないとダメですよね?
なのでここはメンテナンス対象になります。
そして一方、『チョコを選ぶ基準』は時間が経っても変わらないので、メンテナンス対象にはなりません。
外注でのリライトでは、『元の文章の流れ』を壊さず、情報だけ最新化するのが重要です。
なので、
- リライトするべき場所(情報のアップデートをしてほしい場所)
- リライトしない場所(文章の流れ上重要で、時間が経過しても内容が陳腐化しない場所)
を、まずは明確に分けます
そして、外注する人に「ココはリライトするべき場所だよ」ということがわかるように、見出しに目印を付けておきます。
目印はなんでも良いのですが、たとえば【2019年最新】とかを目印としておけば、『見出しに【2019年最新】と付いている箇所がメンテナンス対象です』というように依頼できます。
また、目印は全記事共通にする必要もありません。わたしの場合、以下のようにエクセル内で指定しています。
各記事ごとのターゲットキーワードのチェック
見出しに目印に仕込んだら、次にターゲットキーワードを、リライトのためのエクセルに記入します。
このキーワードを使い、リライト前の下調べ『競合調査』を行います。
具体的には、外注の人に『キーワード』に記載の言葉でググってもらい、自サイトの記事&検索上位10記事をチェック⇒自サイトに抜けている内容を記載してもらうために使います。
この作業をすることで、「自分は気づいていなかったけど、実は新しい内容が出てきていて、その内容を反映した競合に負けてしまった」という事態が起きる可能性を減らしています。
メンテナンス・リライト周期の決定
最後に、メンテナンス周期を決めます。
短ければ短いほど記事は陳腐化しにくいですが、外注がチェックする回数が増える=費用がかさむので、
- その記事の内容がどの程度でメンテナンスをしなければいけないのか
- その記事が検索上位にあることでどれくらい儲かるのか
ということをもとに決めれば良いかと思います。
例としてあげたゴディバのチョコなら、「シーズンごとに新しい商品が出るかな?」ということで3ヶ月に設定しています。
手順2:リライトの必要性チェック&下調べ
手順1の準備ができたら、エクセルに記載のメンテ周期に従って、
- 目印の箇所の内容をチェック
- キーワードをもとに競合チェック
という内容のマニュアルを作成し、外注してチェックして貰います。
そして、チェックして貰ったら、以下のようなエクセル/Googleドキュメントを返して貰います。
で、リライトの必要性があるものはリライトを依頼します。
手順3:古い記事のリライト・記事内容最新化
手順2のエクセル/Googleドキュメントをもとに、手順1で目印を付けた見出しをリライトしてもらいます(もちろん、目印が付いていない箇所も、日本語として矛盾が出るようなら微修正してもらいます)。
ポイントとしては『もとの記事の文章の流れ・内容をもとにしたリライト』を依頼することです。
- お手本となる記事がある
- 記事に追加するべき最新の内容がエクセルに記載してある
という状態なので、ライティング能力が高くないかたでも、ある程度高品質な記事が書けます(とっかかりとなるリード文や共感の部分って、リライト不要なことが多いですし)。
新規の記事作成に比べ、外注相手のレベルによる記事品質の上下が少なくてすむのが、リライト記事を依頼する際の良い点です。
後回しにすればするほどリライトは大変になります。外注の仕組み作りはお早めに
外注を使って、
- 情報が古くなった記事/競合に内容が負けている記事を洗い出し
- 追加すべき情報を調査・リライト
する方法をご紹介しました。
今回紹介する方法を使うことで、
ということを未然に防げますし、それどころか、ずっと情報を更新しない競合を抜くこともできます(正直、ライバルが弱いジャンルだとこれだけで勝てます。情報更新しない人多すぎ)。
また、
といったことを考えるストレスからも解消されます。
ただ、手順1で紹介したように、この仕組み化をするには、最初に
- 記事ごとに更新が必要な場所の洗い出し&目印付け
- メンテ周期の決定
といったことをする必要があります。この事前準備は、記事数が多くなればなるほどつらくなります。
300記事もあると、わりと心折れます……(T-T)
でも逆に、記事数が少ない内から仕組み化しておけば、記事を書いた際にエクセルにちょこっと記入するだけなので、手間はほぼかかりません。
今後リライトが必要になりそうなジャンルに参入しているかた/参入予定のかたは、お早めに仕組みの導入を。
後になればなるほど仕組み化が大変になるので。
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